平成20年度 事業報告
(平成20年4月1日〜平成21年3月31日)
1.概 況
洞爺湖サミット後に衆院解散総選挙があるとの大方の予測は外れ、代わりに福田首相の辞任発表で国民は声を失った。二人の首相が続けて一年足らずで政権を投げ出してしまったのだ。足下では、後期高齢者医療制度が開始、加えて年金の未記入・改竄問題で不信感が充満、原油価格は天井知らずの勢いで高騰を続け、消費は遂に冷えた。前年の新設住宅着工数は2割近くも落ち込み、その影響を危惧していた最中、不動産・建設業の大型倒産が相次ぎ、マンション建設にストップがかかった。その余波は本業界にも徐々に重くのしかかった。そして、米国発金融不安(リーマンショック)の勃発。それは、実需ではなく、金融と商品相場の思惑だけで、上り詰め破裂した世界規模のバブル経済の終焉であり、深く長い混迷の始まりとして人類史に銘記されるであろう。
一方、学術面では日本人の真価が発揮された。米国籍の教授を含め4名もの科学者が一挙にノーベル賞を受賞したことは、日本人の地道な努力姿勢、貢献度の高い学業に対する評価の賜であり、等しく国民に誇りを抱かせ、後進に手本を示したことの意義は大きい。
本協会は、1年に亘りインテリアファブリックス活性化ビジョンを再検討した。業界を俯瞰し、相互理解を進め、一つ一つ問題解決に取り組む姿勢にこそ本協会の責任と役割が映し出されているといえよう。
2.一般会計事業
一般会計事業については、定款第4条並びに第17回通常総会において承認された平成20年度事業に基づき,JAPANTEX実行委員会、流通合理会委員会、需要開拓委員会、環境技術委員会、調査・人材育成委員会、各専門委員会、各分科会により次の通りインテリアファブリックス事業に関する調査研究、情報の収集及び提供、研修会、セミナー等の開催、内外関係機関との交流並びに協力に関する事業を行った。
1. JAPANTEX実行委員会
(1)インテリアトレンドショー 第27回JAPANTEX2008の開催
インテリアファブリックスをメーンファクターに据え、デザイン性に優れた関連商材によりトレンド性の高いコーディネーションの多様性を示唆すると共に、業界の活性化、国民の住生活の質的向上を図り、海外からも広く出展者、来場者を誘致し、国際交流にも貢献した。また、本展示会を直接的なビジネスの場とすると同時に永年の出展各社の地道な開発努力、誠実な取引姿勢を来場者に感得してもらう絶好の機会と位置づけた。
・ 申込件数 107件(新規申込件数 32件) 総出展者 約209社/団体(内海外65社)
総出展者小間数 約988小間
・ IPEC、インテリアフェスティバルと同時開催し、インテリア産業全体でプロ及び消費者に対し生活提案を行った。
・ 3年目を迎える統一テーマ「ネクストデザイン インテリアスタイル」のもと、ファブリックスを中心にデザイン性を追求し、他業界とのコラボレーションによる新たなインテリアスタイルの創出を目指した。
・ アトリウムにおいて、日本インテリアプランナー協会、インテリア産業協会との共同企画「HOTPOiNT」を展開、もっとも新しい素材、製品、技術、デザインの情報提供を行った。
・ インテリアデザインコンペを行ない入選作品の展示、表彰を行った。
(2) 内外関係機関との交流及び協力
・ 日本インテリアプランナー協会、インテリア産業協会と緊密な連携と競争を行い、「トータルな快適生活空間提案の場」としてインテリアへの関心を喚起し、生活者に対して強いメッセージを発信した。
2. 流通合理化委員会
(1)シミュレーション・システム
・「NIFインテリア・シミュレーション・システム」(平成19年度事業)の説明会を東京7月9日、
大阪7月10日に開催した。
・専門委員会、作業部会、JAPANTEX2008(NIF-DBブース)での説明を経て平成21年3月4日
にリリースした。
(2)NIFデータベースの拡充と推進
・会員企業の協力により商品データの更新を行った。
・当年3月の商品データ登録数は37,053件、月の平均アクセス数は約6,500件であった。
(3)内外関係機関との交流及び協力
・凸版印刷の商品情報カタログサイト「メディアプレスネット」との連携を引き続き行った。
(アクセス数 約1,700件/月)
・日本室内装飾事業協同組合連合会データベースと引き続きリンクを行った。
(アクセス数 約300件)
3. 需要開拓委員会
(1)生活者への需要開拓のための調査・研究、並びに情報収集及び提供
・需要活性化キャンペーンの主要対象を生活者と定め、インテリアの「買換え需要喚起」の手法を検討した。
・首都圏を中心として主婦層が注目しているフリーの紙媒体(リビング新聞)、Web (オールアバウト、えるこみ)を活用した。
・「4月10日はインテリアを考える日」を業界活性化の中核と位置付け活動の再開を検討した。
・各社のカレンダー等の制作に際して、4月10日に「インテリアを考える日」と印刷する旨書面にて依頼した。
(2)インテリアファブリックス物性マーク(NIFマーク)の管掌
・NIFマークの適正な使用の推進を図り、当年3月現在で13社から見本帳数63冊(登録数17,825件)の申請を確認した。
・JAPANTEX2008のガイドブックを活用して、NIFマークの適正な普及の推進を図った。
(3)WTP(ウインドートリートメント・プロジェクト)の推進
・JAPANTEX2008のWTPブースにて活動内容をビジュアル展開、照明効果、クリーニング、ディスプレイ実演の3つのポイントを軸に視覚的に訴求した。
・セミナーのためDM2,200通を発送、電話フォロー等も行い307名の参加者を獲得した。
4. 環境技術委員会
(1)環境にやさしいインテリアファブリックス製品作りに関する調査・研究並びに情報の収集・提供
・環境省の要請でグリーン購入法の再生糸の混用率を高める検討を行ったが、再生糸の供給と価格が安定するまで改定提案を行わない旨報告した。
・経産省主催の臭素系難燃剤HBCD削減アクションプランのフォローアップ会議に出席し、進捗状況の報告を行うと共に、関連業界の情報収集を行った。
(2)インテリアファブリックスの有する特性に関する調査・研究
・難燃剤の使用実態の把握を目的に、輸入製品を中心に防炎カーテンの試買テストを行った。
(3)環境問題とインテリアファブリックスに関する研修会、セミナーの開催
・難燃加工の問題点の確認、非HBCD化の推進を目的に日本染色協会と合同会議を開催した。
(4)上記(1)-(3)に関する関係機関との交流及び協力
・インテリアファブリックス性能評価協議会のVOC部会において、認定委員会、事務局会議に参加した。
(5)その他の調査・研究並びに情報の収集・提供
・国等の各種の規制・基準作りの動き(建設資材リサイクル法、グリーン購入法、環境対応エコマーク、PL法、ISO、消防法等)に対応するため情報を収集している。
5. 調査・人材育成委員会
(1)インテリアファブリックス事業に関する調査・研究
・「第27回インテリアファブリックス等出荷実態調査」を実施し取りまとめを行った。
・「第24回インテリアファブリックス等輸入実態調査」を実施し取りまとめを行った。
(2)インテリアファブリックス事業に関する情報の収集・提供
・出荷・輸入実態調査の結果を踏まえ、「インテリアファブリックス事業の概況」をまとめるべく平成19年度の市場規模の策定を行っている。
・NIFテキスト「カーペット」の第2刷のためにデーターの改訂を行った。
(3)研修会、セミナー等の開催
・人材育成基礎講座
日 時:6月5日〜6日(TFTビル)参加者49名。
講 師:森 保氏(サンゲツ)、釣部清紀氏(住江織物)田中秀二郎氏(東リ)、
高橋千賀子氏(川島織物セルコン)、草刈和子氏(ニチベイ)
6.その他
(1) 会報「NIF」を編集・発行。
(2) ホームページの更新。
・NIFホームページ(URL:http://www.nif.or.jp/)
の掲載内容の更新をした。
(3) 物性マークの許諾申請の審査、承認。
・会員企業からの物性マークの許諾申請について審査、承認を行った。
(4) ホルムアルデヒド自主基準申請の受付。
・カーテン等生地のホルムアルデヒド自主基準の申請を受付、インテリアファ ブリックス性能評価協 議会VOC認定委員会へ上申した。
(5) テキスト類の受注、発送。
・テキストの受注および発送を行なった。
(6) その他
3.特別会計事業 「インテリアトレンドショー 第27回 JAPANTEX2008」
特別会計事業 「JAPANTEX」の開催は、「インテリアトレンドショー 第27回JAPANTEX2008」として、「IPEC-2008」「インテリアフェスティバル2008」と同時開催を行った。
出展者数16カ国、209社・団体 、内海外65社・団体、入場登録者数は31,396名(対前年97.1%)であった。
インテリア産業全体の需要創出と次世代育成機会を目的としたプレゼンテーションを目的に、新しいデザイン性の追求や、他団体とのコラボレーションにより生活者の感性に刺激を与える展示会を実現し、好評を博した。
以 上
4.総会、理事会、定例会、幹事会及び事業委員会、関連事業会議の開催状況
総会 第17回通常総会 5月27日(火)
第17回通常総会懇親会 5月27日(火)
理事会 第56回臨時理事会 4月18日(金)
第57・58回理事会 5月27日(火)
第59回理事会 9月25日(木)
第60回臨時理事会 12月11日(木)
第61回理事会 3月10日(火)
運営委員会 第 1回運営委員会 4月16日(水)
第 2回運営委員会 6月18日(水)
第 3回運営委員会 7月16日(木)
第 4回運営委員会 8月20日(水)
第 5回運営委員会 9月26日(金)
第 6回運営委員会 10月15日(水)
第 7回運営委員会 12月17日(月)
第 8回運営委員会 1月21日(月)
第 9回運営委員会 2月19日(木)
第10回運営委員会 3月18日(水)
ビジョン検討会議 第 1回 4月16日(水)
第 2回 6月18日(水)
第 3回 7月16日(木)
第 4回 8月20日(水)
第 5回 9月26日(金)
幹事会 4月幹事会 4月16日(水)
6月幹事会 6月18日(水)
7月幹事会 7月16日(木)
8月幹事会 8月20日(水)
9月幹事会 9月26日(金)
10月幹事会 10月15日(水)
11月幹事会 11月19日(水)
12月幹事会 12月17日(水)
1月幹事会 1月21日(水)
2月幹事会 2月19日(木)
3月幹事会 3月18日(水)
委員会等の開催 JAPANTEX実行委員会 第 1回実行委員会 2月 8日(金)
第 2回実行委員会 3月 8日(金)
第 3回実行委員会 4月 4日(金)
第 4回実行委員会 5月 9日(金)
第 5回実行委員会 6月 6日(金)
第 6回実行委員会 7月 4日(金)
第 7回実行委員会 8月 8日(金)
第 8回実行委員会 9月12日(金)
第 9回実行委員会 10月10日(金)
第10回実行委員会 11月 7日(金)
第11回実行委員会 12月 5日(金)
JAPANTEX 第 1回セミナー分科会 2月18日(月)
第 2回セミナー分科会 3月24日(月)
第 3回セミナー分科会 6月19日(木)
第 4回セミナー分科会 7月16日(水)
第 5回セミナー分科会 8月 1日(金)
公募予備審査 7月 3日(木)
〃
公募審査会 7月 7日(月)
公募分科会 2月 8日(金)
〃 7月14日(月)
〃 9月 1日(月)
〃 9月19日(金)
〃 9月29日(月)
〃 10月 3日(金)
〃 10月10日(金)
〃 10月23日(木)
〃 10月24日(金)
〃 11月 4日(火)
第1回ブースディスプレイ分科会 2月27日(水)
第2回ブースディスプレイ分科会 3月25日(火)
第3回ブースディスプレイ分科会 4月10日(木)
第4回ブースディスプレイ分科会 5月 9日(金)
第6回ブースディスプレイ分科会 5月23日(金)
第7回ブースティスプレイ分科会 6月11日(水)
第8回ブースティスプレイ分科会 7月24日(木)
第9回ブースティスプレイ分科会 9月 2日(火)
第10回ブースティスプレイ分科会 9月26日(金)
第11回ブースティスプレイ分科会 10月10日(金)
第12回ブースティスプレイ分科会 10月12日(日)
第 1回トレンド分科会 2月27日(水)
第 2回トレンド分科会 3月27日(木)
第 3回トレンド分科会 4月 9日(水)
第 4回トレンド分科会 4月25日(金)
第 5回トレンド分科会 5月13日(火)
第 6回トレンド分科会 5月30日(金)
第 7回トレンド分科会 6月13日(金)
第 8回トレンド分科会 6月23日(月)
第 9回トレンド分科会 7月 8日(火)
第10回トレンド分科会 7月30日(水)
第11回トレンド分科会 8月27日(水)
第12回トレンド分科会 9月 2日(火)
第13回トレンド分科会 9月10日(水)
第14回トレンド分科会 10月 8日(水)
第 1回動員分科会 3月14日(金)
第 2回動員分科会 4月 2日(水)
第 3回動員分科会 5月 2日(金)
第 4回動員分科会 5月 9日(金)
第 5回動員分科会 5月23日(金)
JAPANTEX 第 5回動員分科会 5月29日(木)
第 6回動員分科会 6月26日(木)
第 7回動員分科会 7月 4日(金)
第 8回動員分科会 7月15日(火)
第 9回動員分科会 8月21日(木)
第10回動員分科会 8月26日(火)
第11回動員分科会 9月 2日(火)
第12回動員分科会 9月12日(金)
第13回動員分科会 10月 1日(水)
第14回動員分科会 10月29日(水)
第 1回Web分科会 3月27日(木)
第 2回Web分科会 4月 8日(火)
第 3回Web分科会 7月 9日(水)
第 4回Web分科会 7月24日(木)
第 5回Web分科会 10月21日(火)
開催概要説明会 4月 2日(水)
〃 4月 9日(水)
〃 4月23日(水)
〃 4月30日(水)
〃 5月 7日(水)
〃 5月14日(水)
JAPANTEX/IPEC/インテリアフェスティバル 共同記者発表会 8月26日(火)
JAPANTEX2008出展説明会 8月26日(火)
第 1回三者合同会議 7月 7日(月)
第 2回三者合同会議 8月19日(火)
第 1回中期検討会議 7月23日(水)
第 2回中期検討会議 8月20日(水)
流通合理化委員会 第 1回専門委員会 7月29日(火)
第 2回専門委員会 12月16日(火)
第 3回専門委員会 1月22日(木)
第 1回作業部会 9月 3日(水)
第 2回作業部会 10月30日(木)
第 3回作業部会 2月18日(水)
インテリアシミレーションシステム東京説明会 7月 9日(水)
〃 大阪説明会 7月10日(木)
需要開拓委員会 第 1回専門委員会 5月23日(金)
第 2回専門委員会 6月13日(金)
第 3回専門委員会 9月18日(木)
第 4回専門委員会 11月11日(金)
第 5回専門委員会 12月11日(木)
第 6回専門委員会 1月20日(火)
第 7回専門委員会 2月10日(火)
環境技術委員会 第 1回専門委員会 5月19日(月)
第 2回専門委員会 9月 8日(月)
第 3回専門委員会(合同会議) 12月 1日(月)
第 4回専門委員会 2月 9日(月)
第 1回HBCDフォローアップ会議 7月 1日(火)
第 2回HBCDフォローアップ会議 9月 9日(火)
第 3回HBCDフォローアップ会議 2月18日(水)
調査・人材育成委員会 第 1回専門委員会 6月27日(金)
第 2回専門委員会 9月19日(金)
第 3回専門委員会 12月10日(水)
人材育成基礎講座 6月 5日(木)
〃 6月 6日(金)
IF製品性能評価協議会 代表者会議 6月17日(月)
VOC認定委員会 4月11日(金)
〃 6月11日(水)
〃 8月 4日(月)
〃 9月24日(水)
〃 10月30日(木)
〃 12月16日(火)
〃 2月23日(月)
以上